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ベルギーコラム

Vol.06 ベルギー人は勤勉?それとものんびり気質?

ベルギーと聞くとワッフルやチョコレートなどのスイーツが思い浮かびます。サッカーチームや「フランダースの犬」を思い出す人も多いでしょう。ところが‘ベルギー人’となるとどうでしょう。あまりイメージが湧いてこないのではないでしょうか。
ベルギー人をひと言で表せない理由があるのです。

とてもやっかいなベルギー人の定義

ヨーロッパの中でのベルギー人評として、「役に立たない」という言い方があります。ずいぶん失礼な表現ですが、これはベルギー人が仕事ばかりに明け暮れるのではなく楽しく暮らすことを大切にする側面をとりあげて言ったものです。ところが一方で「ヨーロッパで一番日本人に似ているのがベルギー人だ」と言う人もいます。仕事熱心で内気だと言うのです。まったく別の性質がベルギー人の気質としてあげられるのは、ベルギーでは北部に住む人と南部の人とではタイプがまったく違うから。ベルギーの国土をオランダ寄りとフランス寄りのふたつに分けて考えてみるとよくわかります。

オランダ寄りというのはベルギー北部のフランドル地方。話されている言葉はオランダ語の方言であるフラマン語です。フランス寄りのエリアはフランス語が話されているワロン地方。ベルギーの国土の南部にあたります。ベルギー人を表す正反対のふたつの気質とは、北部フランドル地方の人たちと、南部ワロン地方の人たちのそれぞれの性質のことなのです。

似ても似つかぬフラマン人とワロン人

フランドル地方に暮らすフラマン人はゲルマン系。雰囲気もオランダ人に近く、背が高くて体格も頑丈です。気質は質実剛健で保守的、信仰心に厚いと言われます。シャイな人が多く、勤勉です。フランドル地方にはブルージュ、ゲント、アントワープなどの商業都市があり、ベルギーの経済は主にフランドル地方が支えていると言えます。

一方、ワロン地方に住んでいるのはラテン系の人々です。彼らはフラマン人とは逆で風俗、風習ともフランス的。ラテンの血が濃く、明るく開放的で個人主義的な傾向があるようです。

「ベルギー人は役に立たない」なんて言われるのは、ワロン地方の人たちの生きることを楽しむ価値観を指してのこと。だからフラマン人たちはそんな言葉を聞くと猛然と反発するのだとか。ワロン人が特別怠け者というわけでもないのでしょうが、両者を比較するならフラマン人の方が概して勤勉なのです。 「ベルギーにはワロン人とフラマン人がいて、ベルギー人はいない」なんていう言葉も聞かれるほど、両者の違いは明確です。

食べることをおろそかにしないのが共通点

正反対の性質を持ったフラマン人とワロン人ですが、ひとつだけ共通することがあります。それは食いしん坊だということです。北海でとれる新鮮な魚介類は海のない地域に住むワロン人も大好物。ムール貝を食べないベルギー人なんて聞いたことがありません。アルデンヌの森でとれる山の幸も同じこと。冬のカモやキジ、野ウサギなどはフラマン人も大好きな旬の味覚です。

勤勉かのんびりかとベルギー人としての性質をひとつに絞ることは困難ですが、「おいしいもの好きな人たち」と定義すれば、フラマン人もワロン人も納得できるのかもしれません。

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