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ベルギーコラム

Vol.05 ベルギーの王室事情

英国のようにスキャンダラスではなく、日本のように閉鎖的でもない。とてもフレンドリーで堅実な‘理想的王室’と言われるベルギーのロイヤルファミリー。
自然体の親しみやすさが人気の秘密です。

日本の皇室ととても親しいベルギー王室

ベルギー王国は立憲君主制国家。現在の国王は1993年に即位したアルベール2世です。日本の皇室とベルギー王室は以前から深い友好関係にあり、お互いの行き来がとても頻繁です。1989年の昭和天皇の大喪の礼や翌90年の即位の礼には、当時の国王ボードワン1世が王妃を伴って来日されています。

93年のボードワン国王の葬儀では日本から天皇皇后両陛下がベルギーを訪れ、99年のフィリップ皇太子殿下の結婚式には皇太子殿下が同妃とともにベルギーに渡っています。両国の皇太子殿下の行き来は数えるのも大変なほど。フィリップ皇太子殿下の来日は特に多く、最近では2000年と2002年にマチルド妃を伴って来日されており、それ以前も94年、97年、99年と立て続けに日本を訪れておられます。現天皇の皇太子時代にもお互いの行き来があり、ロイヤルファミリーとして家族ぐるみのおつき合いが続いています。

切手や硬貨、お菓子のパッケージにも

ベルギー国の硬貨

ベルギーの人たちは普段の暮らしの中で国王の写真を目にすることが頻繁にあります。ベルギーで発行されている切手の多くは国王の肖像画をデザインしたもの。硬貨の裏面も国王の横顔がモチーフになっています。

そのほかスーパーで売られているお菓子の缶のラベルに国王夫妻やロイヤルファミリーの写真が使われているものがあります。家庭で「さあ、おやつにしましょう」と取り出したクッキーのラベルに国王夫妻がにっこりと笑っているのです。日本ではちょっと考えにくいことです。

もうひとつ日本と大きく違うのは王位継承権を女性にも認めていること。現在第1位の王位継承権を持っているのは国王の長男であるフィリップ皇太子ですが、第2位の王位継承権は皇太子の娘エリザベート王女にあります。ベルギーでも以前は男性のみに王位継承権を与えていましたが、1991年に憲法が改正されて、女性の王位継承権が認められるようになりました。

愛される理由は「生の人間らしさ」

世界の王室の中でも堅実なイメージのあるベルギー王室ですが、お堅いばかりの存在ではありません。これまでには、噂好きな人たちによってゴシップのネタになったこともありました。そんなときには、国王自身が短いテレビ演説を行って国民の理解を求めるなど、誠実な対応を取るのがベルギー流のようです。

人間味のない雲の上の人たちといった存在ではなく、親しみやすく国民に愛される王室、それがベルギー王室なのです。

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